お別れ・・・ [その他]
7月の始めに、石垣に住む叔母が他界しました。
持病があったとは言え、元気に過ごしている様子だったのに。
あまりにもあっけない逝き方に、今でも「嘘なんじゃないか」と、ふと思う程です。
最後に電話で話したのは、去年の年末。
息子達の住む東京でお正月を迎えるのだと、
楽しそうに話していた声が今も耳に残っています。
叔母は県立病院で総看護師長まで務めあげた、腕の良い看護師でした。
「女性でも、自分の能力を活かすために仕事に就く事は大切よ。負けずにがんばりなさい。」
と、いつも私を励ましてくれる人でした。
私の娘達が夏休みに石垣島へ遊びに行く度に、
とてもかわいがってくださった叔母でした。
・・・そして、奇しくも叔母が逝ってしまって数時間後に、
実家で飼っていた猫の「マロン」も息を引き取りました。
マロンは癌を患っていて手術をしたのですが、
その後から体力が無くなってきたと聞いていました。
実は、マロンは長女・ももちんが生まれた日のほぼ同時刻に
実家の前で産み落とされているのを弟が発見し、
「ももと同じ日に生まれたのに、見捨てるわけにはいかない」と、
猫嫌いの実家の母を説得し飼い始めたと言う経緯があります。
長女・ももちんの名前にちなんでこの赤ちゃん猫はマロン(栗)と名づけられました。
同じ日に生まれたももちんは、マロンには特に思いいれがあったのでしょう。
叔母の訃報を聞いて大泣きし、
さらにマロンが逝ってしまった事を知った時は
ベットから起き上がれないくらい泣き伏せていました。
マロンはももちんと一緒にこの世へ舞い降りてきて、叔母に抱かれて天国へ旅立ちました。
悲しい事の続いた夏でしたが、先週、今度は叔父が他界しました。
高齢と言う事もあり周りも覚悟していた訃報でした。
それでもやっぱり小さい頃からかわいがってくださった叔父との思い出が
沢山溢れ出てきて悲しかった。
でもきっと、この青い空の向こうから叔父・叔母そしてマロンが皆を見守ってくれているはず。
沢山の思い出をありがとうございました。
叔父・叔母、マロンが安らかでありますように。。。
マロンのお墓代わりに栗の木ならぬ「金柑の木」を実家に植えました。