神様からの贈り物？！

三女・きーちゃんの左腕上部には「いちご状血管腫」と呼ばれる赤いあざがある。
これは新生児の約１％にみられる最もポピュラーな血管腫らしい。
原因は血管を構成している細胞が、異常に増加してできることによる「あざ」だと聞いた。
あざの表面が、ぶつぶつしたイチゴの表面に似ていることからつけられた名前らしい。
生まれた時からそこにあるものでなく、ほとんどのケースが生後数週間経った頃から少しずつ皮膚の表面にあらわれてくる。
きーちゃんのそれも例外にもれず、生後2週間ほどして現れはじめた。

   きーちゃんのいちご状血管腫
　　　

　　　

最初発見した時は驚いたのなんのって！！
ある日突然(のように感じる）、左腕に真っ赤なふくらみ。しかもなんだかぶつぶつしている・・・・
「え？どこかに挟んだの？ぶつけたの？」と考えてみても、生後2週間の赤ん坊。どこへも連れ出していないし、私の傍からかたときだって離れていない。
触ってみるとちょっとぶよぶよ。その部分だけ少し熱を持っている感じもある。
確かに生まれた時はなかった。病院でも何も言われなかったし・・・。
3人目にして初めての経験にちょっとあせった。

その後「いちご状血管腫」と判明し、健康上問題ないと聞いてやっと安心。
ただ、生後3ヶ月ほどしてから専門病院での治療が必要になるかもしれないと言われた。

 

ゆうゆときーちゃんは2歳違い。
ゆうゆの時、1年間の育児休暇をいただいた。
部署によっても違ってくるが、アメリカ人が大多数の私の職場。他の日本人は全て男性という特殊な環境で、私はその部署初めての育児休暇取得者だった。
ここで働くアメリカ人には「育児休暇」なるものがなく、産前・産後の数週間の「出産休暇」のみしかない。
したがって、彼らには「1年も赤ちゃんのために休む」と言うことが理解できない場合が多い。私の上司しかり。
ゆうゆの時しぶしぶ1年のお休みを許してもらえたが、復帰して数ヶ月後に3人目おめでた発覚・・・・。
私の「申し訳ない」と言う気持ちと上司の「もう1年はあげられない」と言う気持ちとで、許可された休みは産後4ヶ月だった。
まぁそれでも産後4週間で帰って来いと言われるよりは・・・・。
ただ上司から「赤ちゃんの健康上何か問題があるなら、その時に期間延長を考える」と言われていた。もちろん親として子の健康に何か問題があるのを望むわけもなく、「いいよ。4ヶ月でもお休みをもらえるんだから。」と腹を決めた。

 

そのような状況の中での「いちご状血管腫」。
「あっ、これの検査・治療を口実にお休みを少しだけ延ばせないかしら・・・」と淡い期待をいだきながら、恐る恐る上司にお伺い。
結果2ヶ月の延長を許してもらえた。
乳児期の2ヶ月は大きい！！
4ヶ月と6ヶ月とでは体つきがだいぶ違ってくる。離乳食だって始まる時期だし！
この血管腫自体は健康上何の危険性もない。
まさに神様からきーちゃんと私に贈られた「時間のプレゼント」のように感じた。

しかも幸いなことに、専門病院に何度か通いレーザー治療をするべきかどうかを検討していた中、きーちゃんの血管腫はお医者さんもびっくりするような早さで薄くなっていった。
5～6歳になる頃にほぼ自然に消えると聞いていただけに、これまたびっくり。
今(1歳4ヶ月現在)では、少しふくらみは残っているものの、赤みはほぼ消えてなくなっている。

　　　ごく最近のきーちゃんの左腕。太っ・・・
　　　

これはやっぱり神様からの贈りものだったのかしら・・・・。

コメント 6

帰省した際に見たヤツだね～。
ほんと、よくなって良かったさ～！＾＾
そんな症状があるなんて、マジでびっくりだよな～！
モモちん、ゆうゆともに経験してないから余計にね。

２ヶ月延長は、神様からのプレゼントだよ、きっと♪＾＾
いい子だ、きーちゃん♪

これからも３姉妹の健やかな成長を願ってるよ～♪（＾▽＾）
by ツカ (2007-10-20 17:30) 

>ツカ、
そうそう、あれ。
今ではほとんど分からない程度にしか残っていないから、本当に良かったよ。
きーちゃんのはこの血管腫の下に「海綿状血管腫」と言うのがあるかもしれないらしく、それで割りとぶよぶよした感じがあるんだけど、これも健康上危険性はないらしい。これは消える事なくそのままになるかもしれないんだけどね・・・。
まぁ、それはそれでこの子が大きくなってどうしても嫌だったら、その時どうするか(皮膚移植とか・・・)考えればいいんだし。でも私はその必要性も感じないから。
どちらにしても健康なんだから、全然問題なし！！！それが親にとっては何よりの嬉しさであります。
by Rinko (2007-10-20 20:36) 

おお治ってるのね？良かった良かった♪育児休暇っていま日本でもシビアですよね・・・・でも日本は今の時代だからこそ、育児休暇が必要だね・・・・。特に１人めはどうしても・・・・。
でもせめて離乳食が始まると安心ですよね？預けるにしろ・・・・。
おほ～私そういうのお尻に出来たことがあったわ（爆）

私の現在はそこだけちょっと栄養足りてきて・・・・痕は・・・い、いえない（爆）

「腫」って聞くとドキっとしちゃうね（汗）でも私の場合も手術を要するほどでもない「腫」なので安心です。
毛細血管が歳をとるとすごく皮膚の表面に浮き出る人がいますでしょ？栄養が足りないので外から得ようと浮き出ると聞いたのですが、こういうのもやっぱりそういう、一種の病気なのかな？
病気を抱えてても「元気」であること何よりの救いですよね？気をもむほどの軟弱や難病があっても「元気」という言葉はあるんだもの（＾＾）
by 月と、 (2007-10-20 22:08) 

>月と、さん、
この「いちご状血管腫」は病気とはいえない感じのものですね～。たぶん、普通にある「ほくろ」とか「あざ」とかの一種かと・・・。ただ、できた場所によっては(瞼とか、頭とか)治療して早めに取り除いた方が良い場合もあるみたいです。
きーちゃんの場合は腕だし、本当はほっておいても自然消滅するので、あえて治療しないでいる人の方が多いみたいです。
周りにこの事を話すと、結構「あっ、家の妹にもあったよ」とか「○○にもあったよ～」の声を聞きます。
by Rinko (2007-10-22 07:33) 

やはり子供のことは気になりますよね、
でもすっかり薄くなってきていて、ちょっと安心しました(´▽｀)
それにしましてもやはりＲｉｎｋｏさんはすごいなぁ・・・
だってきっと、上司の方も、Ｒｉｎｋｏさんが必要だから
戻ってきてもらいたいわけですし・・・
子育てしながら、大変だと思いますが・・・
きっとかっこいいママ、みんな自慢だと思います(*^-^*)
by shikayu (2007-10-27 01:51) 

>shikayuさん、
いや～shikayuさんにそう言って頂いて・・・(*^^*)
すっごく照れちゃいますぅ。
戻って来てもらいたかったのかしら・・・？ゆうゆ・きーちゃんの出産後、オフィスでは「Rinkoは戻って来ないはず」と噂が流布していたようで・・・「え?私、定年退職まで働くつもりでございますが～」って宣言いたしました(爆)
自慢に思ってくれているか・・・ちょっと怪しいですね～(笑)
最近、またちょっと「おこりんぼうママ」復活気味で、反省しているところです。

>muskさん、
ご来訪&nice!ありがとうございました～♪
by Rinko (2007-10-29 07:31)